Cocktail Bar Raven

Tequila

Fortaleza Blanco

フォルタレサ蒸溜所は、元々サウザ家が所有していた3つの蒸溜所のうちの1つで、1968年に閉鎖。

その後、ミュージアムとして保存され、1976年にテキーラ「サウザ」ブランドと2つの蒸溜所を売却した後も、同蒸溜所は、アガベの農園と共にサウザ家が所有し続けていました。


サウザ家5代目のギレルモは、1999年にこの蒸溜所の再建に踏み切り、2005年に100%アガベのプレミアムテキーラ「フォルタレサ」をリリース。

時間が短縮できる近代的な製法ではなく、100年以上もの間、受け継がれてきた伝統的で手間の掛かる製法でつくられた「フォルタレサ」は、今や世界中から注目の集まるプレミアムテキーラとなり、世界106のバーが選ぶドリンクス・インターナショナルの「ANNUAL BRANDS REPORT2018」では、テキーラ部門でTOP10に選ばれています。



原料へのこだわり


バジェス地方のテキーラで主に使用されるアガベの球茎部(ピニャ)の重さは約45kgですが、フォルタレサで使用されるピニャは時に重量110Kg以上にもなります。

その分アガベの生育に年数を要しますが、出来上がったテキーラはバジェス地方の辛味の多いテキーラとは異なり、辛味の少ない柔らかな味わいになります。



伝統的なテキーラづくり


ピニャの糖化は、近代的な「アウトクラベ(蒸気圧力窯)」では8時間で済みますが、昔ながらのレンガ造りのオーブン「マンポステラ」で30時間もの時間をかけて加熱することで、アガベ特有の青さが減り、香りにバター様のアロマが加わります。


糖化されたピニャは「タオナ」と呼ばれる今ではほとんど見られなくなった珍しい石臼で、約7時間かけてゆっくりと搾汁。

ほとんどの蒸溜所で使用されているシュレッダー機はバガスといわれる繊維質を細かく切断してしまいますが、「タオナ」は繊維質を壊さないため、テキーラに不必要な雑味が加わりません。


発酵槽はステンレスではなく昔ながらの木製で、テキーラに独特な風味を与えてくれます。

バガスを取り除いたモスト(糖液)のみを3日半かけて自然発酵。


蒸溜は銅製のポットスチルによる2回蒸溜

熟成にはチャーを施したバレルを使用しています。


ピニャを模ったキャップと型吹きガラスでつくられる伝統的なメキシカンガラスのボトルにも彼のこだわりがみられます。

5代目ギレルモのテキーラへの情熱によって復活した、伝統製法による奥行きのある味わいを是非お楽しみください。

700 1,400

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