a.m. 12:10
Degree
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Recipe
- bojo White Brandy
- MONIN 金木犀
- 紅茶
- Lemon
- KIMIA
- Angostura Bitters
- Lemon Peel
第一回Raven Cocktail Competition優勝カクテル
※以下優勝者Mizuharaさんによる解説
第一回大会のテーマ「出会いと別れ」
カクテルコンセプト「秋の季節」
【モチーフ】
ブランデー・クラスタというカクテルを参考にレシピを作成。
理由は2つ。
「時間よ止まれ」というカクテル言葉と、誕生日カクテル「12月10日」。(優勝者Mizuhara さんの誕生日)
個人的に好きな『a.m.3:21』(yama)という曲の歌詞で「香る秋の花が、諦めの悪い私の癖みたいで」という一節からイメージしたカクテルに。
曲のタイトルに、誕生日の12と10をあわせて、『a.m.12:10』という名前に。
【カクテルストーリー】
「一目惚れで恋をしたものの、相手がいることが早い段階で判明。恋をしたその瞬間で時間が止まっていたら……」
『A3!』というスマホアプリの「イケメン役者育成ゲーム」。
春・夏・秋・冬に分かれていて、推しキャラクターがその中の秋組に。秋をコンセプトにしたきっかけのひとつ。
推し『古市左京』の特徴は、金髪と青いスクエアフレームのメガネ。
ゲームのプレイヤー側は、劇団の総監督の女性『立花いづみ』という設定。
カクテルストーリーの中の「一目惚れをした人に相手がいる」、一目惚れをしたのは「左京さん」。その相手は「いづみちゃん」。
そして、ゲームの中の劇団とは関わりのない女性、オタク用語で言うと「モブ女」が、2人が仲良さそうにしているのを見てしまう。
恋は終わってしまったものの、役者としての彼も好きなので推しになる。好きの種類が変わり、LoveがRespectになるというモブ女ちゃんが主人公の物語。
【カクテルレシピ】
●メイン:都農ワイン『bojo』(ホワイトブランデー)
葡萄やハーブの甘い香りが特徴。
bojoは宮崎の方言でお兄さん、先輩。推しが「アニキ」「左京にぃ」と呼ばれていることから。
●リキュール:サントリー『キミア』(金柑)
カクテルの秋色(琥珀色)はここから。
金柑の花言葉は「思い出」や「感謝」。恋の思い出や推しの存在に感謝の意味として。
●香り付け:モナン『キンモクセイ』(シロップ)
秋の花・キンモクセイのシロップを入れることで華やかな香りと口当たりの甘味を表現。
『キンモクセイの花が咲く頃にまたみんなで写真でも撮ろう』
金木犀の花言葉は「謙虚」。左京さんといづみちゃんの間には入れないなとそっと身を引くモブ女ちゃんの想い。
●オリジナル要素:アッサムティー
コクのあるアッサムティーをかなり濃いめに出し、香ばしさとほのかな苦味を。
ひとつの季節の間に恋心をぎゅっと育むイメージ。
●味の調整:レモンジュース
全体の味のまとめ役。
酸いも甘いも経験のうち。一目惚れの恋。
●苦味:『アンゴスチュラビターズ』
カクテルから感じる、ほろ苦い恋の物語。
●ガーニッシュ:レモンピール『折れ松葉』
カクテルストーリーの登場人物が3人なので三角形。
「松の枝は折ってもなかなか離れない」ということから縁起物として扱われているが、ここでは「推しと監督さんの仲は簡単には離れない」という意味付けを。
秋から冬、季節の始まりから終わりにかけて、
出会いと別れをイメージさせるカクテルです。
1,300